小厚61号ガード下:時効を迎えた「ドラム缶殺人」現場…「振り向くな」と囁く女の霊 神奈川県平塚市、田畑と住宅地が混在するのどかな風景の中に、その場所はあります。「小厚61号ガード下」。ここは1991年に日本中を震撼させた未解決殺人事件、「平塚女性会社員ドラム缶バラバラ殺人事件」の現場です。
...
小厚61号ガード下:時効を迎えた「ドラム缶殺人」現場…「振り向くな」と囁く女の霊
神奈川県平塚市、田畑と住宅地が混在するのどかな風景の中に、その場所はあります。「小厚61号ガード下」。ここは1991年に日本中を震撼させた未解決殺人事件、「平塚女性会社員ドラム缶バラバラ殺人事件」の現場です。時効を迎え犯人が捕まらないままの無念が渦巻くこの地下道は、今や「振り向くと霊が憑く」と恐れられ、夜な夜な焦げ臭い匂いが漂う、県内屈指の心霊スポットとして知られています。
噂される怪奇現象と有名な体験談
この場所で命を奪われた被害者の苦しみが、今もなお数々の怪奇現象として報告されています。
- 地下道(アンダーパス)の内部に、女性の幽霊が佇んでいる。
- 事件当時と同じ「焦げた臭い」が、夜になるとどこからともなく漂ってくる。
- 背後から「振り向くな…」という女性のような声が聞こえる。
- 通行中に、急に身体が鉛のように重くなったり、息苦しさに襲われたりする。
- 誰もいないはずなのに、自分の歩く音の後を「もう一つの足音」がついてくる。
- 持ち込んだカメラや録音機材が、この場所だけで必ず誤作動を起こす。
- 地元の学生の間では、「この地下道で絶対に振り向いてはいけない。振り向くと霊に憑かれる」という鉄の掟が存在する。
「振り向くな」と「憑いてくる足音」
このスポットで最も恐れられているのが、「音」と「禁忌」にまつわる現象です。 夜間、この暗いアンダーパスを一人で歩いていると、自分の足音に重なるように、すぐ後ろから「ピチャ…ピチャ…」あるいは「コツ、コツ…」という不気味な足音が追ってくるというのです。
恐怖に駆られて思わず振り返ろうとすると、耳元で「振り向くな」という冷たい声が聞こえる、あるいは「絶対に振り向いてはいけない」という地元の言い伝えが頭をよぎるといいます。もし、その禁忌を破って振り向いてしまった者は、必ず霊に憑りつかれ、家に連れて帰ってしまうと固く信じられています。
今も消えない「焦げた臭い」
事件直後から地元住民の間で噂されていたのが、この「焦げた臭い」です。 1991年に発見された被害者は、ドラム缶の中で灯油をかけられ焼かれていました。そのおぞましい事件の記憶を呼び起こすかのように、特に湿度の高い夜、この地下道周辺にだけ、物が焼けるような、あるいは油が焦げたような異臭が漂うという報告が後を絶ちません。
この場所に隠された歴史と呪われた背景
小厚61号ガード下の成り立ち
この「小厚61号ガード下」は、1970年代に整備された、歩行者および自転車用の比較的小さなアンダーパス(地下道)です。国道61号線と市道を結ぶ通路として利用されていますが、周囲は田畑や林に囲まれており、夜間は照明も極めて少なく、人通りはほとんどありません。
心霊スポットになった“きっかけ”
この場所が「死と呪いの通り道」と呼ばれるようになったのは、1991年9月26日に発覚した残忍な事件が原因です。 当時、藤沢市在住だった24歳の女性会社員が行方不明となり、数日後、このガード下のドラム缶の中から遺体となって発見されました。遺体は無残にもバラバラに切断された上、灯油をかけられ焼かれていたのです。近隣住民が「焦げ臭い煙が上がっている」と通報したことで事件が発覚しました。
警察は怨恨や暴力団関係など多角的に捜査を行いましたが、犯人を特定する有力な証拠は得られず、事件は2011年に公訴時効を迎え、未解決事件となりました。 事件のあまりの残酷さと、犯人が捕まらないまま時効を迎えたという被害者の無念が、「霊が成仏できず、今も現場を彷徨っている」という噂の根源となり、全国的な心霊スポットとして知られるようになりました。
【管理人の考察】なぜこの場所は恐れられるのか
小厚61号ガード下がこれほどまでに強力な心霊スポットとして恐れられ続ける背景には、事件の特異性と、場所が持つ環境的要因が深く関わっています。
- 歴史的要因: 最大の要因は、「24歳女性」「バラバラ」「焼死体」「ドラム缶遺棄」「未解決(時効)」という、これ以上ないほど残虐で悲劇的な要素が詰まった実際の殺人事件現場であるという事実です。犯人が今もどこかで生きているかもしれないという現実的な恐怖と、被害者の計り知れない無念が、この土地に強烈な「死の記憶」として刻み込まれています。「焦げ臭い」という噂は、まさにその記憶の顕在化と言えるでしょう。
- 地理的・環境的要因: 「アンダーパス(地下道)」という構造そのものが、恐怖を増幅させる装置となっています。夜間は照明が極めて暗く、視界も悪い閉鎖空間であり、空気もよどみがちです。足音は不気味に反響し、背後への注意を極度に高めます。また、冠水注意区域でもあるため、湿気やカビの臭いが「焦げ臭さ」や「血生臭さ」として誤認(錯覚)されやすい環境です。
- 心理的要因: 「絶対に振り向くな」という都市伝説(禁忌)が、訪問者に強烈な自己暗示を与えます。心理学的に、人は「してはいけない」と言われると余計にその行為を意識してしまい(皮肉過程理論)、背後への恐怖が極限まで高まります。その結果、風の音や自身の反響音を「追ってくる足音」や「声」として幻聴・誤認してしまう可能性が極めて高いのです。「時効を迎えた事件現場」という先入観が、その恐怖を決定的なものにしています。
探索の注意点
現在の状況と物理的な危険性
- 地下道は現在も現役で利用されており、法的な立入禁止区域ではありません。
- 夜間は照明が極めて暗く、ほとんど人気がありません。周囲は農地と林で視界も悪いため、単独行動は非常に危険です。
- **「冠水注意区域」**に指定されており、大雨の後などは地下道が水没している可能性があります。
- 2023年以降、「不法侵入・不審者通報地域」という警告看板が設置されており、警察の定期パトロール区域となっています。
- 現場には、今も地元住民によるものと思われる供花や線香の跡が見られることがあります。
訪問時の心構えと絶対的なルール
- この場所は、ある女性が非業の死を遂げた「事件現場」であり、遊び半分で訪れるべき場所ではありません。故人への最大限の敬意を払ってください。
- もし供花や線香が手向けられていても、絶対に荒らしたり、不謹慎な撮影をしたりしないでください。
- 夜間に訪問する場合、懐中電灯は必須ですが、大声で騒ぐなど近隣住民の迷惑になる行為は厳禁です。
- 現地には駐車場はありません。路上駐車は近隣住民の迷惑となるだけでなく、通報の対象となるため絶対にやめてください。
- 冠水や滑落の危険があるため、天候が悪い日の訪問は物理的に危険です。
まとめ
1991年から時が止まったかのような、小厚61号ガード下。時効という形で法的には終わったとされる事件ですが、この地に残された被害者の無念は、今も「振り向くな」という声と「焦げた臭い」となって、私たちに何かを訴え続けているのかもしれません。
このスポットの近くにある、もう一つの恐怖
- ホテルすかいらぶ このガード下から約7km離れた伊勢原市にある廃ラブホテル。二度の不審火に見舞われ、ほぼ焼失しています。ここでも「女性の霊」や「焦げた臭い」の報告が絶えず、奇妙な共通点が見られます。
詳細はこちら→
- 旧善波トンネル(旧善波隧道) 「ホテルすかいらぶ」の至近にある、戦時中の手掘りトンネル。事故や自殺が多発した場所として知られ、「善波三大心霊地」の一つに数えられる強力なスポットです。
詳細はこちら→
あなたの体験談を教えてください(口コミ・レビュー)