【神奈川・鎌倉】まんだら堂やぐら群…150基の“集団墓地”、崖に響く武士と子供の霊 神奈川県鎌倉市と逗子市の境、名越切通(なごえきりどおし)の山中に、まるで異界への入口のように、崖一面に無数の“穴”が口を開ける、不気味な場所があります。「まんだら堂やぐら群」。
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【神奈川・鎌倉】まんだら堂やぐら群…150基の“集団墓地”、崖に響く武士と子供の霊
神奈川県鎌倉市と逗子市の境、名越切通(なごえきりどおし)の山中に、まるで異界への入口のように、崖一面に無数の“穴”が口を開ける、不気味な場所があります。「まんだら堂やぐら群」。ここは、鎌倉時代に造られた**150基以上もの“集団墓地”**であり、夜な夜な、甲冑をまとった武士の霊や、井戸に転落したという子供の霊が彷徨う、あまりにも“死”の密度が濃い心霊スポットです。
噂される怪奇現象と有名な体験談
800年近くにわたる“死”の記憶が凝縮されたこの場所では、その怨念を裏付けるかのような、数々の心霊現象が報告されています。
- 深夜、霧の中を、甲冑をまとった武士の霊が、音もなく行軍している。
- 誰もいないはずなのに、崖に掘られた無数の“やぐら”(墓穴)の中から、強烈な視線を感じる。
- 近くの井戸の周辺で、幼い少年の霊が目撃される、あるいは、すすり泣く声が聞こえる。
- 敷地内に足を踏み入れると、急激な頭痛や吐き気、そして誰かに見られているような強い圧迫感に襲われる。
- 誰もいないのに、背後から複数の足音や、読経のような声がついてくる。
- 撮影した写真に、おびただしい数のオーブや、やぐらの暗闇に浮かぶ顔が写り込む。
最も有名な伝説「150基の“集団墓地”の圧迫感」
この場所を、単なる史跡ではない、特別な畏怖の対象たらしめているのが、崖一面に穿(うが)たれた、**150基以上もの「やぐら群」**の、あまりにも異様な光景です。「やぐら」とは、鎌倉時代特有の、崖に横穴を掘って造られた墓所(納骨窟)。ここに、かつての武士や僧侶たちの遺骨が、集団で納められていたのです。
この**「おびただしい数の、死者のための“穴”」**が、一堂に会する光景は、訪れる者に、言い知れぬ圧迫感と恐怖を与えます。「やぐら群の前に立つと、全ての穴の中から、無数の視線を感じ、息が苦しくなった」「写真を撮ったら、穴という穴から、オーブや、人の顔のようなものが浮かび上がっていた」など、この場所に集積された、圧倒的な“死の気配”に、多くの訪問者が当てられています。
井戸に消えた“少年”の霊
この場所には、もう一つの悲しい物語が伝わっています。それが、敷地内の古い井戸に現れるという、「少年の霊」です。
その昔、この場所で遊んでいた幼い少年が、誤って深い井戸に転落し、誰にも気づかれることなく、暗い水の底で命を落とした、と噂されています。それ以来、夜になると、その井戸の周辺から、子供のすすり泣く声が聞こえてくるのだとか。「井戸を覗き込むと、水面に、こちらを見上げる、青白い顔の男の子が映っていた」といった、物悲しい目撃談が絶えません。
この場所に隠された歴史と呪われた背景
まんだら堂やぐら群の成り立ち
「まんだら堂やぐら群」は、神奈川県逗子市小坪、**国の史跡「名越切通(なごえきりどおし)」**のほぼ中央に位置する、中世の集団墓地です。
**鎌倉時代の後半(13世紀)**から築造が始まったとされ、崖を四段に削り出し、150基以上もの「やぐら」が、整然と(あるいは、無秩序に)並んでいます。内部からは、火葬された人骨片や、骨壺、供養塔なども発見されており、ここが、鎌倉時代の武士階級の、大規模な共同墓地であったことを物語っています。
「まんだら堂」という名前は、かつてこの近くに「曼荼羅堂」という名の仏堂があったことに由来するとされています。
心霊スポットになった“きっかけ”
この神聖な史跡が心霊スポットとなった背景には、**「集団墓地」「火葬場」「古戦場」**という、これ以上ないほどの“死”の要素が、奇跡的にも集結していることにあります。
まず、**「150基以上の、集団墓地」**であるという、動かしがたい事実。その圧倒的な「死の密度」が、この土地に強烈な霊気を漂わせています。
次に、この場所が、鎌倉防衛の最前線であった**「名越切通」という、“古戦場”**の一部であること。ここで命を落とした、名もなき武士たちの怨念が、このやぐら群に集まってきていると、古くから信じられてきました。
そして、極めつけとして、このやぐら群のすぐ隣には、**「小坪火葬場(現・逗子市斎場)」と、「小坪トンネル(おばけトンネル)」**という、これまた強力な心霊スポットが“隣接”しているのです。
「中世の集団墓地」と「現代の火葬場」。その二つの“死”に挟まれたこの場所は、時代を超えたあらゆる魂が集う、巨大な“霊だまり”と化しているのかもしれません。
【管理人の考察】なぜこの場所は恐れられるのか
単なる史跡が、なぜこれほどまでにリアルな恐怖を感じさせるのでしょうか。それは、この場所が**「中世の“死生観”」**そのものを、現代に突きつけてくるからです。
- 歴史的要因: この場所の恐怖は、**「鎌倉武士」という、死を恐れぬ、荒々しい魂の記憶に根差しています。「合戦」「斬首」「火葬」。それは、現代の我々が忘れてしまった、生々しい“死”が、日常であった時代の記憶です。その強烈な「死のリアリティ」**が、この土地に、他のどんな心霊スポットにもない、重く、そして荒々しい負のオーラを与えているのです。
- 地理的・環境的要因: 市街地に隣接しながらも、一歩足を踏み入れると、そこは昼なお暗い、鬱蒼とした森と、切り立った崖。この「日常と非日常」の強烈なコントラストが、最大の恐怖要因です。特に、**崖一面に無数に穿たれた「やぐら」の光景は、見る者に、「死者のマンション」**を連想させ、本能的な恐怖と嫌悪感を掻き立てます。
- 心理的要因: 「集団墓地」「火葬場跡」「古戦場」。これ以上ないほど強力な“負のキーワード”の刷り込み。この先入観を持って、夜の暗い切通を歩くと、人は風の音を「武士のうめき声」と、木々の影を「甲冑姿の人影」と、そして自身の体調の僅かな変化さえも「霊障」として、過敏に結びつけてしまうのです。
探索の注意点
現在の状況と物理的な危険性
- 【最重要】年数回の「限定公開」のみ: まんだら堂やぐら群は、国指定史跡であり、文化財保護のため、通常は、頑丈なフェンスと有刺鉄線で固く施錠され、立入禁止です。
- 公開日: 逗子市教育委員会によって、年に数回(主に春と秋)の、ごく限られた期間のみ、一般公開されます。
- 夜間は完全な暗闇で危険: 公開時間外は、照明も一切なく、完全な暗闇です。道は舗装されていない山道であり、足元が悪く、転倒・滑落の危険があります。
- 野生動物: 周辺は山林であるため、イノシシやハクビシンなどの野生動物と遭遇する可能性があります。
訪問時の心構えと絶対的なルール
- 絶対に不法侵入しない: 「限定公開」の日以外に、柵を乗り越えて侵入する行為は、文化財保護法違反および不法侵入にあたる重大な犯罪行為です。
- 史跡と故人への敬意を最優先に: この場所は、肝試しスポットである前に、鎌倉時代の数え切れない魂が眠る神聖な墓所です。不謹慎な言動や、史跡を荒らす行為は絶対にやめてください。
- 近隣住民への配慮: 付近には民家もあります。深夜に大声で騒ぐ、違法駐車をするなどの行為は、住民の方々の多大な迷惑となります。
- 訪問は「一般公開日」の昼間に: もし訪れるのであれば、必ず「一般公開日」を調べ、昼間の明るい時間帯に、歴史を学ぶ“見学者”として、静かに訪れてください。
まとめ
まんだら堂やぐら群は、鎌倉という華やかな観光地のすぐ裏側に、中世の血生臭い“死”の記憶が、生々しく保存された場所です。その無数の闇の穴に、我々は、決して興味本位で足を踏み入れてはならないのです。
このスポットの近くにある、もう一つの恐怖
- 小坪トンネル(こつぼとんねる) 「まんだら堂やぐら群」のすぐ隣(真下)に存在する、もう一つの最恐心霊スポット。トンネルの真上には「火葬場」、隣には「まんだら堂」が位置し、夜な夜な、車に“女の霊が乗り込んでくる”という、あまりにも有名な怪談の舞台です。
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