少女の霊が笑いかける…三重の山中に眠る呪われた廃墟「白雲荘(はくうんそう)」 三重県いなべ市、藤原岳の麓に近い静かな山中に、不気味なオーラを放ちながら崩壊を続ける廃墟があります。「白雲荘」として知られるこの建物は、かつて企業の保養所か療養所として利用されていたと言われています。
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少女の霊が笑いかける…三重の山中に眠る呪われた廃墟「白雲荘(はくうんそう)」
三重県いなべ市、藤原岳の麓に近い静かな山中に、不気味なオーラを放ちながら崩壊を続ける廃墟があります。「白雲荘」として知られるこの建物は、かつて企業の保養所か療養所として利用されていたと言われています。しかし、この場所で若い少女が首を吊って命を絶ったという黒い噂が広まって以来、東海地方でも有数の危険な心霊スポットとして知られるようになりました。
心霊スポットとしての白雲荘:少女の霊に誘われる館
この廃墟が心霊スポットとして恐れられる理由は、この建物の一室で亡くなったとされる、一人の少女の霊の存在にあります。なぜ少女がここで命を絶ったのか、その理由は定かではありませんが、その成仏できない魂が、今もなおこの廃墟に留まり続けていると信じられています。特に、その霊は楽しそうに笑いながら現れることがあると言われ、その無邪気さが逆に訪れる者を底知れぬ恐怖に陥れています。
歴史的背景:保養所の末路と悲劇の噂
白雲荘がいつ頃まで企業の保養所として機能していたのか、その詳細な記録はほとんど残っていません。一説には昭和の時代に建てられ、多くの人々が療養や研修のために利用していたとされていますが、やがて閉鎖。その後、長年にわたって放置され、現在の姿となりました。
心霊スポットとしての噂が広まったのは、廃墟となってからです。「若い女の子が首を吊って自殺した」「男性の霊も出る」といった噂が、その隔絶された立地と荒廃した雰囲気と相まって、信憑性をもって語られるようになりました。さらに、過去には不審火による火災も発生しており、建物の一部が焼け落ちたことで、その不気味さと危険度は一層増しています。
怪奇現象・体験談:2階の窓から覗く少女の霊
廃墟内部では、自殺したとされる少女の霊に関連する、数々の恐怖体験が報告されています。
- 少女の霊の目撃談 この廃墟を象徴する最も有名な怪奇現象です。2階の特定の部屋(少女が亡くなった部屋とされる)や、廊下、窓辺などで、おかっぱ頭の少女の霊が目撃されています。その霊は、無表情でこちらをじっと見ていたり、楽しそうに笑いながら手招きをしてきたりすると言います。
- 少女の笑い声と泣き声 静まり返った廃墟の中で、どこからともなく少女の甲高い笑い声や、すすり泣く声が聞こえてくるという体験談も後を絶ちません。
- 男性の霊 少女の霊だけでなく、スーツ姿の男性の霊が廊下を徘徊している姿も目撃されています。この男性が誰なのか、少女とどのような関係があるのかは一切不明です。
- ポルターガイスト現象 誰もいないはずの部屋のドアが勝手に開閉したり、物が落ちる音がしたりといったポルターガイスト現象も頻繁に報告されています。
現地の状況・注意事項:不法侵入厳禁!火災で崩落した最危険廃墟
- 現在の状況 建物は完全に廃墟化しており、特に過去の火災によって深刻なダメージを受けています。天井や壁は焼け落ち、床も抜け、いつ全体が崩落してもおかしくない、極めて危険な状態です。
- 立ち入り禁止区域 この施設は私有地であり、敷地内への立ち入りは固く禁じられています。無断で侵入する行為は刑法の不法侵入(住居侵入罪)にあたる犯罪行為です。入り口は封鎖されています。
- 安全上の注意点 不法侵入という法的なリスクに加え、火災による建物の崩落リスクが非常に高いです。床を踏み抜いて転落したり、崩れた建材の下敷きになったりして、命に関わる重大な事故に繋がる可能性があります。
- マナー・ルール 「絶対に立ち入らないこと」。これが唯一にして絶対のルールです。心霊スポットである以前に、所有者がいる私有地であり、極めて危険な場所であることを忘れてはなりません。
訪問のポイント
- おすすめの時間帯 この場所への訪問(敷地内への侵入)は、いかなる理由があっても絶対に推奨しません。公道からもその姿を確認することはできますが、脇見運転は大変危険であり、長時間の駐停車は交通の妨げになります。
- 周辺の関連スポット いなべ市には、美しい自然景観が楽しめる場所が多くあります。危険な廃墟探索ではなく、健全な観光を楽しむことを強く推奨します。