【新潟・呪いの病棟】済生会新潟第二病院…封印された“7階”、老婆の霊が彷徨う幽霊フロア 新潟市の西区に、最新の医療を提供する、地域の中核を担う総合病院があります。「済生会新潟第二病院」。しかし、その近代的な10階建ての建物の“7階”だけは、固く閉ざされ、決して使われることがないと言います。
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【新潟・呪いの病棟】済生会新潟第二病院…封印された“7階”、老婆の霊が彷徨う幽霊フロア
新潟市の西区に、最新の医療を提供する、地域の中核を担う総合病院があります。「済生会新潟第二病院」。しかし、その近代的な10階建ての建物の“7階”だけは、固く閉ざされ、決して使われることがないと言います。そこは、かつて医療事故で亡くなった患者や、老婆の霊が夜な夜な彷徨い、そのあまりの恐怖に、病院関係者さえもが恐れおののく、禁断の“幽霊病棟”なのです。
噂される怪奇現象と有名な体験談
多くの命が救われる場所であるはずの病院。しかし、その“7階”では、救われることのなかった魂たちの仕業とされる、数々の心霊現象が報告されています。
- 深夜、誰もいないはずの7階の窓や通路に、人影や、腰の曲がった老婆の霊が姿を現す。
- 誰もいないはずなのに、下の階(6階)にいると、7階から、大勢の人間が歩き回る足音が聞こえてくる。
- 誰も使っていないはずの7階の電灯が、ついたり消えたりを繰り返す。
- 誰も乗っていないのに、エレベーターが勝手に7階で止まる、あるいは、7階の自動ドアが開閉を繰り返す。
- 敷地内に足を踏み入れると、急激な頭痛や吐き気、そして強い悪寒に襲われる。
- 医療ミスで亡くなった患者の霊が、今もなお、院内を彷徨っているという。
最も有名な伝説「封印された“幽霊病棟”」
この病院を、新潟市で最も有名な心霊スポットたらしめているのが、「使われざる7階」の伝説です。かつて小児科病棟などとして利用されていた7階。しかし、そこで患者や職員による霊の目撃談があまりにも多発したため、病院側はついに、このフロアを完全に閉鎖してしまった、と噂されています。
「深夜、病院を外から見上げると、他の階は全て消灯しているのに、7階の窓だけが、煌々と明かりが灯っていた」「夜勤中、誰もいないはずの7階からナースコールが鳴り、恐る恐る見に行くと、誰もいなかった」など、現役の病院であるからこそ、その内部を知る(とされる)人々からの、あまりにもリアルな恐怖体験が数多く語り継がれています。
血液誤輸血事件の“呪い”
この7階の恐怖に、さらに深い闇を与えているのが、「血液誤輸血事故」の都市伝説です。今から15年以上も前、この病院で、O型の患者に誤ってA型の血液を輸血してしまい、患者が死亡するという、痛ましい医療ミスがありました。
この事件の後、病院は密かにお祓いを行ったと言われていますが、亡くなった患者の無念の魂は、今もなお、自らが命を落としたこの病院を彷徨い続けており、7階で起きる怪奇現象の多くは、この患者の霊によるものではないか、と囁かれています。
この場所に隠された歴史と呪われた背景
済生会新潟第二病院の成り立ち
「済生会新潟第二病院」は、平成3年(1991年)に開院した、社会福祉法人恩賜財団済生会が運営する、350床の病床を持つ総合病院です。新潟市西区の地域医療を支える、極めて重要な中核病院として、現在も多くの外来患者や入院患者を受け入れています。
心霊スポットとして噂される7階ですが、病院の公式な情報によれば、現在は医療支援室や、不妊治療を行うARTセンターなど、限定的な用途で利用されており、病棟としては使用されていないようです。
心霊スポットになった“きっかけ”
この近代的な現役の病院が心霊スポットとなった背景には、「病院」という場所が元来持つ「生と死」のイメージと、「使われていないフロア」というミステリーがあります。
2000年代前半から、地元の口コミやインターネットの掲示板で、「あの病院の7階は、なぜか使われていない」「あそこでは幽霊が出るらしい」という噂が広まり始めました。実際に、病床数の見直しや、人員配置の都合など、経営上の理由で、一時的に病棟として使用されていなかった時期があったことは、想像に難くありません。
この**「使われていない」という事実が、「霊が出るから閉鎖されたに違いない」という、心霊的な解釈を生み出したのです。そこに、真偽不明ながらも具体的な「血液誤輸血事故」**の噂が加わり、「7階には、医療ミスで死んだ霊がいる」という、より強力で、説得力のある心霊譚が完成。新潟を代表する、都市伝説型の心霊スポットとして定着していったのです。
【管理人の考察】なぜこの場所は恐れられるのか
単なる病院の一角が、なぜこれほどまでに恐れられるのでしょうか。それは、この場所の伝説が、**我々の最も身近な「生と死の舞台」**に潜む、見えない恐怖を突きつけてくるからです。
- 歴史的要因: この場所の恐怖は、**「医療過誤」という、極めて現代的で、そして誰もが被害者になりうる、生々しいテーマに根差しています。それは、病や寿命といった、ある種、受け入れざるを得ない「死」とは異なり、「人為的なミスによって、理不尽に奪われた命」**の記憶です。その強烈な無念と怒りが、この場所の心霊譚に、単なる噂ではない、拭い去れないリアリティを与えているのです。
- 地理的・環境的要因: 巨大な病院の、一つのフロアだけが、暗く、使われていない。 この「日常の中の非日常」という光景は、人々の好奇心と恐怖心を強く刺激します。夜、煌々と灯りが灯る他のフロアと、漆黒の闇に包まれた7階との、視覚的なコントラスト。それは、まるで建物の中に、**一つだけ「死んだ空間」**が存在しているかのようで、見る者に言い知れぬ違和感と不気味さを感じさせます。
- 心理的要因: **「病院」は、我々が最も無防備になり、自らの「生と死」と向き合う場所です。その空間に、「使われていない謎の階層」が存在するという事実は、「そこには、我々患者には知らされていない、何か恐ろしい秘密が隠されているのではないか」という、根源的な不信感と不安を掻き立てます。エレベーターのボタンに並ぶ「7」**の数字を見るたびに、人は無意識のうちに、その先に広がる“幽霊病棟”を想像してしまうのです。
探索の注意点
現在の状況と物理的な危険性
- 【最重要】現役の総合病院であり、関係者以外は立入絶対禁止: 済生会新潟第二病院は、現在も多くの患者が治療を受け、職員が働く、現役の医療施設です。心霊スポットではありません。
- 厳重なセキュリティ: 敷地内には多数の防犯カメラが設置されており、警備員も常駐するなど、24時間体制で厳重に管理されています。
- 不法侵入・業務妨害は重大な犯罪: 肝試しなどの目的で、許可なく敷地内や建物内に侵入する行為は、建造物侵入罪や威力業務妨害罪にあたる、重大な犯罪行為です。
訪問時の心構えと絶対的なルール
- 絶対に訪問しない: この場所は、決して訪れてはならない場所です。心霊スポット巡りの対象とすること自体が、患者やその家族、そして日々人命を救うために働く医療従事者の方々への、深刻な冒涜行為であり、迷惑行為です。
- 噂の真偽を施設に問い合わせない: 心霊の噂について、病院に電話などで問い合わせる行為は、職員の方々の業務を妨害する、多大な迷惑行為です。絶対にやめてください。
- 医療機関への敬意を: 病院は、人々の命と健康を守るための神聖な場所です。その尊い役割を理解し、敬意を払ってください。
まとめ
済生会新潟第二病院の7階の噂は、病院という特殊な空間が生み出した、現代の都市伝説です。その物語の真偽を探求することよりも、我々が本当に向き合うべきは、そこで日々繰り広げられている、現実の「生と死のドラマ」なのです。
このスポットの近くにある、もう一つの恐怖
- 寺尾中央公園(てらおちゅうおうこうえん) 済生会新潟第二病院のある新潟市西区に存在する、もう一つの有名な心霊スポット。公園の滑り台の裏から“生首”が覗く、惨殺された猫の霊が彷徨うなど、複数の都市伝説が語り継がれています。
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