赤い服の女が手招きする…和歌山の海岸に潜む「なぎ公園」 和歌山県日高郡美浜町、煙樹ヶ浜(えんじゅがはま)の広大な松林に隣接する「なぎ公園」。静かで美しい海岸沿いの公園ですが、夜になるとその雰囲気は一変。かつてこの浜で入水自殺したとされる女性の霊が、特に「赤い服」を着て現れるという噂が絶えず、
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赤い服の女が手招きする…和歌山の海岸に潜む「なぎ公園」
和歌山県日高郡美浜町、煙樹ヶ浜(えんじゅがはま)の広大な松林に隣接する「なぎ公園」。静かで美しい海岸沿いの公園ですが、夜になるとその雰囲気は一変。かつてこの浜で入水自殺したとされる女性の霊が、特に「赤い服」を着て現れるという噂が絶えず、和歌山県中部を代表する心霊スポットとして知られています。
心霊スポットとしてのなぎ公園:海へ誘う赤い女の霊
この公園が心霊スポットとして語られる理由は、すぐそばに広がる煙樹ヶ浜で、失恋を苦にした若い女性が身を投げたという、あまりにも悲しい物語があるからです。その女性が、死に際に真っ赤な服を着ていたとされ、成仏できないその魂が、今もなおこの公園や浜辺を彷徨い、訪れる男性を海の中へ引きずり込もうと手招きしていると信じられています。
歴史的背景:美しい松林と悲恋の伝説
なぎ公園が隣接する「煙樹ヶ浜」は、その名の通り、約4.5kmにわたって美しい松林が続く景勝地として知られています。しかし、その海岸は潮の流れが速く、急に深くなる「すり鉢状」の地形であるため、古くから遊泳禁止の危険な場所とされてきました。
心霊スポットとしての噂が広まったのは、この危険な浜で「赤い服の女性が身を投げた」という話がきっかけです。美しい景観と、遊泳禁止という危険性、そして悲恋の物語が結びつき、いつしか「夜中に赤い服の女の霊が出る」という都市伝説として定着していきました。
怪奇現象・体験談:赤い女の霊と公衆トイレの怪
この公園や海岸では、自殺したとされる女性の霊に関連する、数々の恐怖体験が報告されています。
- 赤い服の女性の霊 この場所を象徴する最も有名な怪奇現象です。深夜、公園のベンチや、海岸の波打ち際に、血のように真っ赤な服を着た髪の長い女性の霊がたたずんでいる姿が目撃されています。男性が一人でいると、「ねぇ…」と声をかけてきたり、海の方へ手招きをしたりすると言います。その誘いに乗ってしまうと、二度と帰ってこれないと恐れられています。
- 公衆トイレの霊 公園内にある公衆トイレも危険なスポットとして知られています。特に女性用トイレで、誰もいないはずの個室から女性のすすり泣く声が聞こえたり、鏡に女性の霊が映り込んだりといった怪奇現象が多発しています。
- 松林を彷徨う霊 公園の背後に広がる広大な松林でも、白い人影が木々の間をさまよっている姿が目撃されています。
現地の状況・注意事項:夜間の海岸に潜む危険
- 現在の状況 公園は遊具なども設置された一般的な公園で、昼間は穏やかな雰囲気に包まれています。しかし、夜間は外灯も少なく、特に松林や海岸は完全な暗闇となります。
- 立ち入り禁止区域 公園は夜間も立ち入ることが可能ですが、煙樹ヶ浜は遊泳禁止です。夜間に波打ち際に近づくのは極めて危険です。
- 安全上の注意点 夜の海岸は非常に危険です。足元が暗く、急に深くなる地形のため、波に足を取られて流される危険性が非常に高いです。
- マナー・ルール ここは多くの人が利用する公共の公園です。肝試し目的であっても、大声で騒いだり、ゴミを散らかしたりする行為は厳禁です。静かに、そしてこの地に眠るかもしれない魂への敬意をもって訪れてください。
訪問のポイント
- おすすめの時間帯 心霊現象の噂は、人通りが全くなくなる深夜に集中しています。しかし、前述の通り、夜間の海岸は物理的に非常に危険です。安全には最大限の配慮が必要です。
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