オーナーが観覧車で自殺…子供の笑い声が響く和歌山の廃墟「鷹の巣(たかのす)遊園」 和歌山県有田川町の山中に、子供たちの笑い声が怨念へと変わったかのような、物悲しい廃墟があります。「鷹の巣遊園」。個人経営の小さな遊園地の跡地であるこの場所は、
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オーナーが観覧車で自殺…子供の笑い声が響く和歌山の廃墟「鷹の巣(たかのす)遊園」
和歌山県有田川町の山中に、子供たちの笑い声が怨念へと変わったかのような、物悲しい廃墟があります。「鷹の巣遊園」。個人経営の小さな遊園地の跡地であるこの場所は、経営を苦にしたオーナーが園内の観覧車で首を吊って命を絶ったという黒い噂によって、和歌山県でも屈指の危険な心霊スポットとして知られています。
心霊スポットとしての鷹の巣遊園:楽しかった記憶とオーナーの無念
この廃墟が心霊スポットとして恐れられる理由は、子供たちに夢を与えるはずの「遊園地」という場所が、経営者の絶望と死の舞台となってしまった、そのあまりにも悲劇的なギャップにあります。楽しかった日々の思い出が強ければ強いほど、廃墟となった現在の姿は物悲しく、そしてオーナーの無念は深くこの地に刻み込まれていると言われています。閉園を悲しんだ子供たちの霊も、一緒にこの場所に留まっているのかもしれません。
歴史的背景:山中の小さな遊園地の末路
鷹の巣遊園は、昭和の時代に個人オーナーによって開園された、小規模な遊園地でした。観覧車やゴーカート、メリーゴーランドなどの遊具があり、当時は地域の子供たちの笑顔で溢れていたと伝えられています。
しかし、レジャーの多様化や施設の老朽化により、客足は徐々に遠のき、やがて閉園。その後、長年にわたって放置され、現在では遊具は錆びつき、蔦に覆われ、森に還ろうとしています。心霊スポットとしての噂が広まったのは、廃業後に「オーナーが観覧車の機械室で首を吊った」という話がきっかけです。この話に確たる証拠はありませんが、廃墟の物悲しい雰囲気と相まって、信憑性をもって語られるようになりました。
怪奇現象・体験談:誰もいない観覧車と子供の霊
廃墟となった遊園地では、自殺したとされるオーナーの霊や、子供の霊に関連する、数々の怪奇現象が報告されています。
- 観覧車で目撃されるオーナーの霊 オーナーが首を吊ったとされる観覧車の機械室や、そのゴンドラの中に、スーツ姿の男性の霊が目撃されています。無言でこちらを睨みつけてきたり、うなだれていたりすると言います。
- 誰もいないのに動く観覧車 この場所を象徴する最も有名な怪奇現象です。電源が失われ、錆びついているはずの観覧車が、深夜になると「ギー…」という軋む音を立てながら、ゆっくりと回りだすことがあると言われています。
- 子供の霊の目撃談と笑い声 園内の至る所で、半透明の子供の霊が楽しそうに走り回っている姿や、誰もいないはずなのに、大勢の子供たちの甲高い笑い声や叫び声が聞こえてくるという体験談も後を絶ちません。
現地の状況・注意事項:不法侵入厳禁!崩落寸前の危険な廃墟
- 現在の状況 遊園地は完全に廃墟化しており、遊具は錆びつき、建物は崩壊が進んでいます。床が抜け落ちている場所も多く、いつ全体が倒壊してもおかしくない極めて危険な状態です。
- 立ち入り禁止区域 この施設は私有地であり、敷地内への立ち入りは固く禁じられています。無断で侵入する行為は刑法の不法侵入(住居侵入罪)にあたる犯罪行為です。
- 安全上の注意点 不法侵入という法的なリスクに加え、錆びついた遊具や建物の崩落リスクが非常に高いです。転落や、崩れた建材による怪我のリスクが非常に高いです。
- マナー・ルール 「絶対に立ち入らないこと」。これが唯一にして絶対のルールです。心霊スポットである以前に、所有者がいる私有地であり、極めて危険な場所であることを忘れてはなりません。
訪問のポイント
- おすすめの時間帯 この場所への訪問(敷地内への侵入)は、いかなる理由があっても絶対に推奨しません。
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