【山梨・解体済】富士ガリバー王国…“呪われた土地”に響く少女の声、今はなき呪いの遊園地 富士山の麓、広大な青木ヶ原樹海にほど近い場所に、かつて、あまりにも短命に終わった巨大なテーマパークの廃墟がありました。「富士ガリバー王国」。
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【山梨・解体済】富士ガリバー王国…“呪われた土地”に響く少女の声、今はなき呪いの遊園地
富士山の麓、広大な青木ヶ原樹海にほど近い場所に、かつて、あまりにも短命に終わった巨大なテーマパークの廃墟がありました。「富士ガリバー王国」。45mもの巨大なガリバー像が横たわるその異様な光景は、いつしか「呪われた遊園地」として知られるようになり、ミラーハウスで少女の霊が目撃されるなど、数々の恐ろしい噂の舞台となりました。
噂される怪奇現象と有名な体験談
わずか4年で閉園し、打ち捨てられた“夢の国”。その廃墟では、行き場を失った魂たちの仕業とされる、数々の心霊現象が報告されていました。
- 廃墟となった「ミラーハウス」の鏡の中に、幼い女の子の霊が映り込む。
- 誰もいないはずの園内から、子供の楽しげな笑い声や、逆に、助けを求める叫び声が聞こえる。
- 園内を、白い服を着た女性の霊が彷徨っている。
- 敷地内に足を踏み入れると、急激な頭痛や吐き気、そして誰かに見られているような強い視線を感じる。
- 撮影した写真や動画に、おびただしい数のオーブや、顔のようなものが写り込む。
- 訪れた者が、帰宅後に原因不明の体調不良や、悪夢に見舞われる。
最も有名な伝説「ミラーハウスの“少女”」
この廃遊園地を象徴するのが、「ミラーハウスに棲む、少女の霊」の伝説です。彼女は、この遊園地で命を落とした子供の霊であるとも、あるいは、この土地に元々いた地縛霊であるとも言われています。
「深夜、肝試しにミラーハウスに入ると、無数の鏡のどれにも、おかっぱ頭の女の子が、こちらをじっと見つめて映っていた」「鏡の前で自分の写真を撮ったら、背後に、自分ではない、青白い顔の少女が立っていた」など、あまりにも有名で、そして恐ろしい目撃談が数多く語り継がれています。
“呪われた土地”の怨念
この場所の恐怖は、特定の霊だけではありません。そもそも、**この富士ガリバー王国が建てられた土地そのものが、“呪われている”**と、まことしやかに囁かれています。
その理由は、この場所が、かつてオウム真理教の施設が存在し、信者へのリンチ殺人事件なども起きたとされる、上九一色村のすぐ近くだったからです。「あれほどの悲惨な事件が起きた土地の“気”が、この遊園地に流れ込み、霊を呼び寄せているのではないか」と、多くのオカルトファンや研究家によって指摘されてきました。
この場所に隠された歴史と呪われた背景
富士ガリバー王国の成り立ち
「富士ガリバー王国」は、山梨県南都留郡富士河口湖町(旧・上九一色村)に、1997年(平成9年)にオープンした、ガリバー旅行記をテーマにしたテーマパークです。目玉は、なんといっても全長45mにも及ぶ、横たわった姿のガリバー像でした。
しかし、鳴り物入りでオープンしたものの、都心からのアクセスの悪さや、テーマの難解さなどから客足は伸び悩み、経営難に陥ります。そして、わずか4年後の2001年(平成13年)に、早すぎる閉園を迎えました。
心霊スポットになった“きっかけ”
この場所が心霊スポットとなった背景には、「あまりにも早すぎる閉園」という“失敗”の記憶と、**「オウム真理教」という、日本中を震撼させた“負の記憶”**があります。
この遊園地で、建設中や営業中に、死亡事故があったという公的な記録はありません。
しかし、「わずか4年で廃墟になった」という事実は、「何か表沙汰にできない、よほどの理由(呪い)があったのではないか」と、人々の憶測を呼びました。そして、その“理由”として、最も説得力のあったものが、すぐ近くに存在した、オウム真理教のサティアンの存在だったのです。
「カルト教団が、凶悪事件や修行を行った呪われた土地。そんな場所に、子供たちの夢の国を作ろうとしたこと自体が間違いだった」。その強烈な物語が、廃墟となったガリバー王国の異様な光景と結びつき、**『ほんとにあった!呪いのビデオ』**などの心霊ドキュメンタリーで取り上げられたことで、全国区の心霊スポットへと変貌していったのです。
【管理人の考察】なぜこの場所は恐れられるのか
単なる遊園地の跡地が、なぜこれほどまでに恐れられたのでしょうか。それは、この場所が**「平成という時代の“闇”」**を、象徴していたからです。
- 歴史的要因: この場所の恐怖は、**「オウム真理教事件」**という、平成の日本社会を根底から揺るがした、未曾有の事件の記憶と、分かちがたく結びついています。それは、古戦場や武士の怨念といった、どこか物語めいた恐怖とは異なり、我々がリアルタイムで体験した、カルト宗教とテロリズムの、生々しい恐怖です。その“穢れ”の記憶が、この土地に、他の心霊スポットにはない、異質で、触れてはならないタブーの雰囲気を与えているのです。
- 地理的・環境的要因: **「青木ヶ原樹海」のすぐ近く。そして、「オウム真理教の旧拠点」のすぐ近く。これ以上ないほど、“負のパワースポット”に隣接した立地。そして、(廃墟であった当時)深い森の中に横たわる、全長45mの巨大なガリバー像。この光景は、まるで“何者かによって打ち倒された、現代文明の象徴”**のようにも見え、見る者に強烈な終末観と、言い知れぬ不安を掻き立てました。
- 心理的要因: **「ミラーハウスの少女」という、心霊スポットの定番とも言える怪談。しかし、その背景に「オウム真理教」や「樹海」といった、強烈な負の文脈が存在することで、その恐怖は、単なる都市伝説を越えた、“本当にありえるかもしれない、現実的な恐怖”**へと昇華します。訪れる者は、鏡の中に、単なる少女の霊ではなく、この土地に渦巻く、より深く、巨大な“闇”の片鱗を、見てしまっていたのかもしれません。
探索の注意点
現在の状況と物理的な危険性
- 【最重要】建物は全て解体済み: 心霊スポットとしてあまりにも有名になった「富士ガリバー王国」のガリバー像や建物、遊具は、2007年までに全てが解体・撤去されました。現在は広大な更地になっています。
- 私有地・立入禁止: 跡地は現在も私有地であり、関係者以外の立ち入りは固く禁じられています。
- 周辺は樹海: 跡地の周辺は、青木ヶ原樹海の一部であり、安易に森に足を踏み入れると、遭難する危険性があります。
訪問時の心構えと絶対的なルール
- 絶対に不法侵入しない: 建物はもう存在せず、跡地は管理された私有地です。興味本位で立ち入ることは、住居侵入罪(建造物等侵入罪)にあたる犯罪行為です。
- ネットの古い情報を鵜呑みにしない: 現在も廃墟が存在するかのような古い情報や動画を信じて、無駄足を踏まないようにしてください。
- 近隣への配慮: 付近には民家や施設もあります。深夜にうろついたり、大声で話したりする行為は、多大な迷惑となります。
- 歴史への敬意: この土地が、オウム真理教事件という、多くの犠牲者を出した悲劇の記憶と隣り合わせであることを忘れず、不謹慎な言動は厳に慎んでください。
まとめ
富士ガリバー王国は、バブルの夢の残骸と、平成の深い闇が生み出した、哀しき廃墟でした。建物が解体された今、そこに囚われていたとされる魂たちは、ようやく安息の地を見つけられたのでしょうか。その答えは、富士の麓の、深い森の中だけが知っています。
このスポットの近くにある、もう一つの恐怖
- 青木ヶ原樹海(あおきがはらじゅかい) 「富士ガリバー王国」の恐怖と切っても切れない関係にある、日本で最も有名な自殺の名所。一度足を踏み入れると二度と出られないと噂され、森の奥深くでは、今もなお、数え切れないほどの魂が彷徨い続けていると言われています。
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