【山梨・呪いの湖】本栖湖…水面から伸びる“無数の手”、木舟に乗った老婆が誘う水底 山梨県・富士五湖の最西端に位置し、千円札の裏側に描かれた“逆さ富士”の絶景で知られる「本栖湖(もとすこ)」。しかし、その日本屈指の透明度を誇る美しい水面の裏には、数え切れないほどの水難事故者や自殺者の魂が沈み、
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【山梨・呪いの湖】本栖湖…水面から伸びる“無数の手”、木舟に乗った老婆が誘う水底
山梨県・富士五湖の最西端に位置し、千円札の裏側に描かれた“逆さ富士”の絶景で知られる「本栖湖(もとすこ)」。しかし、その日本屈指の透明度を誇る美しい水面の裏には、数え切れないほどの水難事故者や自殺者の魂が沈み、夜な夜な、木舟に乗った老婆の霊が、生きている人間を手招きするという、あまりにも恐ろしい“もう一つ”の顔が隠されています。
噂される怪奇現象と有名な体験談
日本屈指の観光地でありながら、“死”の気配が色濃く漂うこの場所では、その悲しい歴史を物語るかのような、数々の心霊現象が報告されています。
- 深夜、湖面に、木舟に乗った老婆の霊が浮かんでおり、こちらに手招きしている。
- 湖の水面から、助けを求めるかのように、おびただしい数の白い手が伸びてくる。
- 湖畔やキャンプ場で、白いワンピースを着た女性の霊や、少女の霊が徘徊している。
- 誰もいないはずなのに、テントの周りを歩き回る足音や、女性の「フフフ」という不気味な笑い声が聞こえる。
- 湖に続く旧道(本栖みち)のトンネルで、甲冑をまとった落ち武者の霊が目撃される。
- 撮影した写真に、無数のオーブや、水面に浮かぶ人の顔のようなものが写り込む。
最も有名な伝説「水面から伸びる“無数の手”」
この本栖湖を、単なる景勝地ではない、特別な畏怖の対象たらしめているのが、「水面から伸びる手」の伝説です。水深120m以上という、富士五湖で最も深いこの湖には、かつて水難事故で亡くなった人々や、自ら命を絶った人々の魂が、今もなお、冷たい水の底に沈んでいると言われています。
彼らは、その寂しさと苦しみから、生きている人間を道連れにしようと、水面から無数の手を伸ばしてくるというのです。「夜釣りをしていると、静かだった水面が突然波立ち、中央から、何十本もの青白い手が、こちらに向かって伸びてきた」「ボートの上から湖底を覗き込むと、こちらを見上げる無数の顔と目が合った」など、背筋も凍るような恐怖体験が数多く報告されています。
木舟に乗った“老婆の霊”
この場所には、もう一つの象徴的な怪談が存在します。それが、「木舟に乗った老婆の霊」です。彼女は、この湖に古くから棲む龍神の使いであるとも、あるいは、かつてこの湖で我が子を失った母親の霊であるとも言われています。
「月明かりの夜、対岸の霧の中から、小さな木舟に乗った老婆が、ゆっくりとこちらに近づいてきた。その顔は、この世のものとは思えないほど青白かった」「老婆と目が合った友人が、その日から原因不明の高熱にうなされ、お祓いを受けるまで回復しなかった」など、この湖の“主”とも言うべき、人知を超えた存在との遭遇譚が語り継がれています。
この場所に隠された歴史と呪われた背景
本栖湖の成り立ち
「本栖湖」は、富士山の火山活動によって形成された、富士五湖の一つです。最大水深121.6m、日本屈指の透明度を誇り、その神秘的な美しさから、多くの観光客や、キャンプ、ウォータースポーツを楽しむ人々で賑わっています。
また、湖畔には、戦時中の犠牲者を祀る慰霊碑なども点在しており、古くから、龍神伝説が残る信仰の対象でもありました。
心霊スポットになった“きっかけ”
この美しい湖が心霊スポットとなった背景には、**「実際に、ここで数多くの“死”が起きている」**という、動かしがたい事実があります。
その圧倒的な水深と、隔絶された環境から、本栖湖は、1970年代以降、投身自殺の名所として、ある種の知名度を持ってしまいました。実際に、水難事故や自殺が多発し、その都度、ニュースとして報道されてきたという、悲しい歴史があります。
この**「おびただしい数の、現実の死」の記憶が、元々この土地に眠っていた「龍神伝説」や、隣接する「青木ヶ原樹海」**の“死の気配”と結びついたのです。「自殺者の霊が、水底から手招きしている」「老婆の霊が、新たな犠牲者を求めて彷徨っている」といった、極めて具体的で恐ろしい心霊譚が生まれ、日本屈指の“呪われた湖”として定着していったのです。
【管理人の考察】なぜこの場所は恐れられるのか
単なる観光地の湖が、なぜこれほどまでに恐れられるのでしょうか。それは、この場所が**「美しさ」と「死の深淵」**が、あまりにも隣り合わせに存在する場所だからです。
- 歴史的要因: この場所の恐怖は、古い伝説だけではありません。その根底にあるのは、**「水難事故」や「自殺」といった、我々の日常と地続きにある、極めて現代的でリアルな「死」の記憶です。その生々しい記憶が、「龍神伝説」**という、古からの自然への畏怖と結びつき、この湖に、他の場所にはない、神聖で、そして冒涜してはならない禁忌の雰囲気を与えているのです。
- 地理的・環境的要因: 日本屈指の透明度と、120mを超える圧倒的な水深。 この「美しすぎるほどの深淵」は、見る者に、吸い込まれそうなほどの恐怖と、同時に、ある種の“魅力”さえ感じさせます。夜になれば、周辺は完全な暗闇に包まれ、静まり返った水面は、まるで**「異界を映す鏡」**のようです。この環境が、訪れる者の五感を狂わせ、水面の揺らめきを「手」と、風の音を「泣き声」と誤認させるのです。
- 心理的要因: **「自殺の名所」という強力な先入観。そして、「青木ヶ原樹海」**がすぐ近くにあるという事実。これらの知識を持って夜の湖畔に立つと、人は自らの五感を極限まで研ぎ澄ませます。「この水底には、無数の死体が沈んでいるかもしれない」という想像が、ありふれた自然現象さえも、すべてが心霊現象であると、脳に誤認させてしまうのです。
探索の注意点
現在の状況と物理的な危険性
- 【最重要】水難事故の危険性が極めて高い: この場所は、心霊現象とは無関係に、水への転落・溺死のリスクが非常に高い、物理的に危険な場所です。
- 立入可能な観光地: 湖畔は、キャンプ場や公園として整備されており、誰でも訪れることができます(一部、私有地や管理地あり)。
- 夜間は非常に暗く危険: 湖畔の道路やキャンプ場は、夜間ほとんど照明がありません。足元が非常に暗く、湖への転落には十分な注意が必要です。
- 野生動物との遭遇: 周辺は富士山麓の原生林であり、熊やイノシシ、シカなどの危険な野生動物と遭遇する可能性があります。
訪問時の心構えと絶対的なルール
- 絶対に水際に近づかない: 特に夜間は、自分の位置感覚が不確かになります。面白半分で水面を覗き込んだり、水際に立ったりする行為は、命に関わる危険な行為です。
- 故人への敬意を最優先に: この場所で、実際に事件や事故、そして絶望の中で亡くなった方々がおられます。不謹慎な言動や挑発行為は、故人を冒涜する許されざる行為です。
- 生命を大切にする: もしあなたが今、何かに深く悩んでいるのであれば、この場所を訪れる前に、相談窓口など、別の選択肢があることを思い出してください。
- キャンプ場等のルールを守る: 施設を利用する際は、必ず管理者の指示に従い、迷惑行為は厳に慎んでください。
まとめ
本栖湖は、富士山が映る美しい“光”の水面と、数え切れない魂が眠る“闇”の水底という、二つの顔を持つ場所です。湖畔で聞こえるのは、本当に霊の声なのでしょうか。それとも、この場所の悲しい歴史を知ってしまった、あなたの心が映し出す、ただの幻影なのでしょうか。
このスポットの近くにある、もう一つの恐怖
- 青木ヶ原樹海(あおきがはらじゅかい) 本栖湖のすぐ東側に広がる、日本で最も有名な自殺の名所。一度足を踏み入れると二度と出られないと噂され、森の奥深くでは、今もなお、数え切れないほどの魂が彷徨い続けていると言われています。
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